今回は、前回の数式を2014年および2018年ワールドカップの優勝国に当てはめ、精度を確認してみます。
前回のおさらい(スポーツをデータで科学する)【回帰分析】
このときの被説明変数(目的変数)は、得失点差
説明変数は、パス成功数と総走行距離
としたのが、一番決定係数が高いものが算出されました。
y=-8.22089525+0.007802026024x+0.003589342462x
r2=0.5899293065
上記の式を2014年ワールドカップ優勝国のドイツに当てはめる【回帰分析】
優勝国ドイツのデータ
総走行距離: 846.257449
成功したパス本数: 4157
*優勝国ドイツは1試合あたり75.12マイル(1試合あたり走行はアメリカに次いで2位)のため、km換算(掛ける1.609344)をし、7試合合計で計算しました(=1.609344*75.12*7)。
*参照サイト
The US Team Ran The Farthest Of Any Country At The World Cup
Statistics2014worldcup/FIFA
StatisticsTeams - Top goals2014worldcup/FIFA
13.302524=-8.22089525+0.007802026024*846.257449+0.003589342462*4157
実際には、
ドイツは得失点差: 14(ゴール数15に対し、失点4)
でしたので、結構いい線いったんじゃないのかな、と思います。
なるほど統計学習(作ってみよう統計グラフ)サッカーワールドカップ2010
2018年ワールドカップ優勝国のフランスに当てはめられず【回帰分析】
優勝国フランスのデータ総走行距離: ???
グループステージの総走行距離: 310km(1位のセルビアには26km少ない)
成功したパス本数: ???
*参照サイト
statics2018worldcup/FIFA
football/mailonline
今回、チームの総走行距離や成功したパス本数は、どこを探しても見当たりませんでした。
なので、前回の数式は当てはめられませんでした。
感覚的には、クロアチアやベルギーの方が総走行距離が長く、パスが成功していたように感じました。
フランスは、どちらかというと堅守型で、エムバペを中心にカウンターで点を獲っていたと思います。
したがって、実際に当てはめてみても、数式ではフランスが得失点差でトップに上がってこないケースでした。
実際には、
フランスは得失点差: 8(ゴール数14に対し、失点6)
でした。
総走行距離1位はペリシッチ! ロシアW杯のチーム&個人データ「項目別トップ」を総覧
サッカーダイジェストWeb
ロシアW杯では、片方のチームのポゼッションが65%を超えると、勝率は35.7%となり、引き分け以下に終わる確率が64.3%となるというものだ。もちろん、先制したチームが守備に重きを置き、ボールを譲る形でポゼッションが上がるという試合も往々にしてあるが、必ずしもボール支配率の高さが勝利につながらないことは示している。
「ポゼッションと勝利の因果関係は?ロシアW杯での結果から見えた“新事実”」/ゲキサカ
1:子どもたちに創造的な発達を促すこと
2:才能ある若者を取りこぼさないこと
3:サッカーの広大なグローバルネットワークを最大限に活用すること
4:トーナメント時に適切な準備を行うこと
「何が国を代表するサッカーナショナルチームを強くするのか?」Gigazine より
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