和田京子さんは、79歳で宅建を取得し80歳で不動産屋を起業した凄い人です。
何事にも挑戦することに、年齢は関係ないのだ、ということを教えてくれます。
仲介手数料無料・代行手続き無料などお客様目線に立ったサービスを展開。
今や年商5億円まで成長しています。
書籍「85歳、おばあちゃんでも年商5億円」を紹介します。
すべてが初めて、だからこそ楽しみながらトライ&チェック!
それまで専業主婦だった和田さんにとって、宅建資格に挑戦するのも、専門学校に通うのも、満員電車に乗るのでさえ初めてでした。先生の教えを真摯に聞くことで、見事1発合格してしまいます。
ところが、これまで社会人経験もなく不動産屋に採用されないことから、起業に踏み切ります。
本書には、不動産屋として軌道に乗るまで、が記されています。
一度も働いたことがなかった専業主婦が、76歳で迎えた夫の死。
「私も一度働いてみたい。自立してみたい」という思いを抑えきれず、79歳の女性最高齢で宅建を取得。80歳で自分の名前を冠した「和田京子不動産」を起業。
85歳の今、年商5億円の不動産会社を経営するまでに至った軌跡。
キャリアがなくても、何歳からでも、自分で人生の舵を切ろうと強く願えば、第2の人生は始められる! 。
Amazonより
住宅購入で失敗した本人ゆえのお客様目線のサービス
これまで住んできたのは、欠陥住宅やワケあり物件続きだった和田さん。そのため、お客様にはそういった経験をしてほしくない、という思いから様々なサービスを提供しています。
- 年中無休、24時間営業
- すべての物件が(他社物件も)仲介手数料無料(または仲介手数料が定額50万円(税込))
- 手続き代行・無料おまかせサービス
- ご契約時に当社顧問弁護士が無料で立ち会い
- 無料お見積書診断サービス
- 無料おむかえサービス
一番驚くのは、「お客様からは一切報酬をいただきません」という仲介手数料無料です。
確かに、買い手と売り手の双方から手数料を徴収するのは、海外と比較するとおかしな面もあります。
しかし新興企業が無料にしてしまえば経営もそれだけ逼迫しますから大変なはず。
加えて同業者からの嫌がらせも多かったそうです。
その点、顧問弁護士をつけていたのは正解でした。
住宅ローンなどの手続代行も好評のようです。
不動産屋によっては提携銀行があるそうですが、お客様目線に立ち、お客様にあった銀行を勧められるそうです。
住宅購入で失敗する人を少しでも減らしたいほかにも、youtubeやクオカード名刺など、アイデア満載の和田さん。
京子さんも自分の仕事を振り返ります。「齢85歳のわたくしですが、まだまだこれからです。住宅購入に不安を感じていらっしゃるお客様を安心させて差し上げたいと思っていますが、それができたらどんなにいいか。世の中には顧客に損害を与えるような不動産会社も思った以上に多く存在しています。大手だから安心とは限らないケースもあります。わたくしのような失敗をする人を少しでも減らしたいから、より多くの不動産知識や家の価値を判断する“心眼”を身につけていきたいと思っております」
和田京子不動産80歳で起業、和田京子不動産が誕生したワケ/NEWSポスト セブン より
これまでの不動産屋とは一線を画しています。
すべては、お客様の立場に立つことで、生み出されたサービスです。
お客様を開拓する必要のあるスタートアップや、営業・マーケティングにも役立つ一冊といえそうです。
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