「2020年6月30日にまたここで会おう」滝本哲史(著)を読みました。

2020年11月18日水曜日

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「2020年6月30日にまたここで会おう」滝本哲史(著)を読みました。

1 「自分の力で世の中を変えていけ!」未来ある君たちへのメッセージ

「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!僕は日本の未来に期待している。支援は惜しまない」
2019年8月に、病のため夭逝した瀧本哲史さん。ずっと若者世代である「君たち」に向けてメッセージを送り続けてきた彼の思想を凝縮した“伝説の東大講義”を、ここに一冊の本として完全収録する。スタジオ収録盤にはないライブ盤のように、生前の瀧本さんの生の声と熱量の大きさ、そしてその普遍的なメッセージを、リアルに感じてもらえると思う。さあ、チャイムは鳴った。さっそく講義を始めよう。瀧本さんが未来に向けて飛ばす「檄」を受け取った君たちは、これから何を学び、どう生きるべきか。この講義は、君たちへの一つの問いかけでもある。
Amazon より

2 「2020年6月30日にまたここで会おう」滝本哲史(著)を読んで

「僕は君たちに武器を配りたい」の著者による、伝説の東京大学講義の全貌。
著者の急逝により、「2020年6月30日に会おう」という講義で約束された再会は実現できなかった。
エンジェル投資家で、京都大学客員准教授でもある彼が説くのは、「自ら考え続けることの大切さ」。
 世界中がコロナウイルスによる混乱のさなかにある。さらに、大型台風や集中豪雨などの異常気象が年々増加し、日本列島に甚大な被害をもたらしている。
このような先の見えない中、我々は、どのように人生を切り開き、生き抜けばいいのだろうか?
その問いに対する1つのアドバイスが本書である。
 本書は、一般的な自己啓発書とは一線を画す。なぜなら、本書を読んだからといって、人生が変わるわけじゃない。著者は、君に、人生の道をしてくれないのだ。
 自分で考えていない人は人間じゃない。しっかりと自分の頭で考えられない人間は替えの効く人材、すなわち「コモデティ」として買い叩かれるだけだ、と著者は警笛を鳴らす。
一方で、学問や言葉の重要性を説き、他人の灯りではなく、自ら灯りを燈すことを促す。本書はそのためのコンパスのような存在である。

 本書は大学生だけでなく、高校生やビジネスマンの心にも響くだろう。
もう著者はこの世にはいない。数々の名著に記された瀧本イズムの集大成はここにしかないといえる。
2020年6月30日に行われるべきだった答え合わせは、瀧本イズムを実践し自ら灯りを燈し始めた、日本全国から生まれてくる小さなリーダーたちの出現で明らかになるだろう。




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