池井戸潤さんの「半沢直樹 アルルカンと道化師」を読みました。
「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作
半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー!「やられたら、倍返しだ」。
明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。
大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場!
Amazon より
融資課長・半沢のもとに、大手IT企業ジャッカルが業績低迷の美術系出版社を買収したいとの案件が持ちかけられます。
銀行本部による強引な買収工作に抵抗する半沢でしたが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づきます。
絵画に隠された「謎」と、その真実に対する半沢の一手とは?
「半沢直樹 アルルカンと道化師」を読んで
久しぶりの半沢シリーズに胸が熱くなりました。
多くの半沢ファンが、大絶賛している本作。
かくいう私も全作を読破するほどの池井戸ファンですが、期待しすぎてしまったからか思ったほどではなかったように思いました。
半沢シリーズに代表される池井戸作品の醍醐味は、銀行を舞台にした経済小説で描く主人公による大どんでん返し、と私は感じています。
ところが、今回は悲哀が滲んでいて、スカッとしたものではありませんでした。
買収スキームなども今回はあまり登場しません。
主人公が周りの人に助けられていて、主人公の人柄や周りの人にスポットが当たっている印象を受けました。
次回作は、ぜひ池井戸さんらしいスカッとした経済小説をお願いしたいですね。
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