黒木 亮さんの「カラ売り屋、日本上陸 」を読みました。

2021年1月14日木曜日

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 黒木 亮さんの「カラ売り屋、日本上陸 」を読みました。

黒木 亮さんの「カラ売り屋、日本上陸 」を読みました。


黒木 亮さんの「カラ売り屋、日本上陸 」

粉飾決算や株価が過大評価されている企業を探し出し、カラ売りを仕掛けて追及レポートを発表、株価が下がったところで買い戻して利益を上げる投資ファンドを「カラ売り屋」という。ニューヨークに本拠地を置くカラ売り専業投資ファンド、パンゲア&カンパニーは東京事務所を開設。パートナーの北川靖は「タイヤ・キッカー」のトニーと組んで、傘下のMS法人を使って病院買収に邁進する巨大医療グループ、架空売上げの疑いがあるシロアリ駆除会社、タックス・ヘイブンを悪用して怪しい絵画取引を行う総合商社絵画部とそれぞれ対決。窮地に追い込まれた相手は、何とか株価を吊り上げ、パンゲアを叩きつぶそうと画策するが――。金融市場に蠢く男たちの息詰まる攻防戦の先に、気鋭の経済小説家が描いた日本経済の病巣とは!?
Amazon より

日本に上陸した空売り屋が、病院やシロアリ駆除会社、商社などへ空売りを仕掛ける。
短編小説のように、それぞれの章が独立しているので、スキマ時間にも読みやすいです。

「カラ売り屋、日本上陸 」を読んで

それぞれの業界の詳細な内容が書かれていて、参考になりました。
空売り屋が毎回ランチに行くのですが、下町の事情なども書かれていて面白く読みました。

ただ、空売りに際し、金融スキームなどがもっと盛り込まれていても良かったように思いました。
もう少し手に汗握るような臨場感・薄氷の中での攻防があるといいところ。
美術品のところなど、既に多くの人が知っているネタは残念でした。





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