「好き」でつながるオンラインコミュニティ「コルクラボ」
「あなたが好きなあなたになる」これが、コルクラボのキャッチコピー。
コルクラボの行動指針は、以下の4つです。
- 自分の安全安心を知る
- 自分の言葉を紡ぐ
- 好きなことにのめりこむ
- 人の頼り方を知る
「小さい一歩を踏み出すことをコルクラボでは、「聖なる一歩」と呼んでいますが、自分をもっと好きになるための仲間と居場所をつくり、みんなの挑戦への「聖なる一歩」を後押ししたいと思って、コミュニティの運営をしています。
挑戦する足場となる居場所づくりの重要さを認識し、丁寧にコミュニティづくりをしようとする仲間が集まっている場所、それがコルクラボです。」
と佐渡島庸平さんは語っています。
ビジネスにおいても、コミュニティを持っているかどうかが成否を分けている。 講談社から独立し、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平は従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰している。 最前線で考え実践する佐渡島庸平のコミュニティ論。 ◆本書「はじめに」から引用 『宇宙兄弟』の中にこんなセリフがある。 「We are lonely,but not alone.(我々は孤独だが、一人ではない)」 このセリフは、宇宙で一人漂う宇宙飛行士が発するものだ。しかし、たくさんの人間に囲まれていても、lonelyにはなる。どうすれば、not aloneになれるのか、コミュニティについて考えながら、探りたいと思う。 ―佐渡島庸平 幻冬舎HPより一部抜粋
マーケティングやブランディング、サロンビジネスの中身を凝縮した濃厚な一冊!!
本書では、これまでのコミュニティと、これからのコミュニティについて語られています。コルクで、どうやって本を売り出していったか、が順序立てて解説されていて大変興味深かったです。
佐渡島さんは「コルクラボ」立ち上げに際して、ほぼ日や無印良品、HIUなどを分析し参考にされていて、その分析も面白い内容でした。
佐渡島さんがどういった人かも、漫画つきで紹介されてもいます。
巻末には、参考になる本が分野別に掲載されていて、こちらも参考になりそうです。
この本1冊でマーケティングやブランディング、サロンビジネスが一通り学ぶことができます。マーケティングやブランディング、サロンビジネスの中身を凝縮した濃厚な一冊です!!
問:新しいコミュニティの可能性は「インターネットの中で「好き」を中心にしてできたコミュニティ」にあると書かれていますが、これからコミュニティのあり方はどのように変化していくのでしょうか。
佐渡島 これまではリアルなコミュニティのあり方を変化させるためにITツールが使われてきましたが、現在ではオンライン上にもうひとつ世界が作られるような形で新しいコミュニティが作られるようになっていて、今後はリアルよりも先にオンラインコミュニティで人間関係が形成されることが当たり前になっていくでしょう。
問:リアルなコミュニティではなく、オンラインコミュニティに可能性があると考える理由はどんなところにあるのですか。
佐渡島 リアルだと多くの人と長期的に深い人間関係を築くことって、意外と難しいんですよ。
でも、オンライン上で「好き」という価値観でつながったコミュニティだと、長期的に安心して維持できる人間関係が築きやすいのではないかと考えています。そこには住んでいる場所やリアルな社会での立場といった制約もありません。きっと3~5人ぐらいは「好き」という価値観を共有できる仲間が見つけられるはずです。そこで信頼できる関係性を作ることができれば、その3~5人のそれぞれの周りにいる数十人とも健全な関係を結べるでしょう。『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE』佐渡島庸平インタビュー【前編】ダ・ヴィンチニュースより一部抜粋
問:新しいコミュニティはビジネスにおいても重要な役割を果たすと書かれています。それは、「無名の一般人でもセルフブランディングしてフォロワーを増やそう」とか、そういう話とは違うものですよね。
佐渡島 コルクラボのようなオンラインコミュニティでは、よりフラットでフォロワー同士が自発的につながっているn対nの関係になるんです。コルクラボに参加している人たちは「佐渡島庸平とつながる」ことが目的ではないんですよ。コルクラボのなかで新しく複数の関係性を築いていくことを求めているんです。
新しいコミュニティのあり方がビジネスに重要だと考えるのは、今の時代でもっとも人の欲望を喚起するものが“同じコミュニティにいる人からの影響”になっているからです。食べログ、クックパッドみたいに、みんなコミュニティで自発的に発信され、共有された情報から自分の欲しいものを見つけることが当たり前になっているんですね。こうした動きは今後どんどん細分化されていって新たにコミュニティができていく。そこでは、これまでのように“ジェネラリスト”ではなく、より“マニア”な人が求められ、評価されるようになります。そうなってくると、仕事のあり方にも変化が起こってくるでしょう。『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE』佐渡島庸平インタビュー【後編】ダ・ヴィンチニュースより一部抜粋
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