本「「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実」を読みました。

2020年2月16日日曜日

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本「「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実」を読みました。
本「「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実」





本当に正しい出産や子育て、とは

出産や子育ては、このようなエビデンス(科学的根拠)を一切無視した「思い込み」が幅をきかせている。
しかし、間違っていることを、あなたやその家族が取り入れる必要はまったくない。
こういうとき、経済学の手法は役に立つ。人々の意思決定、そして行動を分析する学問だからだ。
その研究の最先端を、気鋭の経済学者がわかりやすく案内する。
大竹文雄氏(大阪大学大学院教授・『経済学的思考のセンス』)
「結婚、子育てで悩む人に、最新のエビデンスとその活かし方を気鋭の経済学者が教えてくれる」
中室牧子氏(慶應義塾大学教授・『「学力」の経済学』)
「私が選んだ、2010年代のベスト経済書。ものすごくわかりやすいのに、知的刺激に満ちた一冊。」
Amazonより

「帝王切開なんかしたら落ち着きのない子に育つ」
「赤ちゃんには母乳が一番。愛情たっぷりで頭もよくなる」
「3歳までは母親がつきっきりで子育てすべき。子もそれを求めてる」
これらは、本当に正しい出産・子育て法なのでしょうか?
本書は、最新のエビデンスで、その答えを教えてくれます。

1章「結婚の経済学」でマッチングサイトの年収を盛る人数やサイトでの出会い率は、面白く読めました。
ただ、2章「赤ちゃんの経済学」での「出生体重とのその後の人生との関係」や「帝王切開と子の健康」はホントかな?と疑問に感じました。
ほかの要因など、もっと分析的に判断する余地があるように思いました。

3章以降の育休・イクメン・保育園・離婚のそれぞれの経済学については、予想外の真実はあまりなく、そういうものだよね、という感じでした。

最新の海外などのエビデンスを用いているものの、他に結論に至る因子はないか、などの分析がされていない印象を受けました。
また、著者自身の視点がもう少しあっても良いように思いました。



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